オーストラリアのリーグ
オーストラリアにはAリーグという、日本のJリーグ(J1)にあたるプロリーグが存在します。チーム数は現在は11チームですが、来シーズン(2020年~21年シーズン)から12チームに増 え、シーズンは10月くらいから5月くらいまでの約8ヶ月間。
Aリーグも今年で16年目を向かえ、毎年レベルが上がってきており、若い選手の中にはAリーグ で活躍した後、ヨーロッパのリーグへ活躍の場を移している人も多い。
下位リーグついて
Aリーグの下には NPL (National Premier League)というリーグが各州に存在します。
給与面からは、サッカーだけで生活するには厳しいのでいわゆるセミプロと言えます。
選手の実力により、契約内容が変わりますが、クィーンズランド州のNPLは目安としては試合毎に報酬$150~$500をもらうことが可能です。
サッカーのレベルも年々高くなってきており、このリーグで活躍した地元選手がAリーグのチームと契約することもよくある話です。
ただし、日本人に限らず、オーストラリア国籍以外の選手は、NPLにおいては1チームあたり 2~3枠しかなく、ビザプレーヤー枠(外国人枠)に入れるだけの実力がなければ契約にたどり着くことはできません。
10月末から12月期間に行われるトライアルを経て、数少ない枠を勝ち取って、初めてスタート地点に立てるということが言えます。
上記のリーグ以外にもセミプロ、アマチュアを含めると数多くのカテゴリーが存在します。組織変更が頻繁に行われていますが、給与が得られるかどうかは選手の実力次第というのが現実です。
オーストラリアサッカーの質と環境
オーストラリアはイギリスの影響を強く受けているため、日本のような戦術や技術というよりも イングランドプレミアリーグで見られるような強さとスピードがまずは要求されます。
体格はオーストラリア人は平均的に大きく、骨太であるため、空中戦や球際の強さは目立ちます。
精神的にもタフで、切り替えも早く、日本人が学ぶところは多いと言えます。
最近になり、州によっては人工芝の導入も進んでいますが、ここクィーンズランドでは天然芝が ほとんどです。
オーストラリアの生活環境と治安
オーストラリアは英語圏であるため、サッカーだけでなく語学習得のための留学先としても大変 人気があります。6つの州と2つの準州から構成されており、内陸部の多くの土地は砂漠化しているので、海岸沿いの大都市、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースの順で人口が集中しています。
しかし、日本に比べて、人口一人当たりに対しての土地が格段に広いため、ゆったりとしてお り、天候もドライなため、過ごしやすいかもしれません。
治安
定期的に行われる、「治安の良さ世界ランキング」を見ても、ブリスベン、メルボ ルン、シドニーといった都市は常に上位に入っています。
治安が悪いということはありませんが、どの国の大都市でも共通して言えますが、ひったくりや詐欺、夜間の一人歩きなどは注意が必要です。